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執筆者の写真Kotohime

僕が跳びはねる理由

自閉症を抱える作家・東田直樹が13歳の時に執筆した

『自閉症の僕が跳びはねる理由』をもとにした

ドキュメンタリー。

自閉症と呼ばれる彼らの世界が、普通と言われる私たちと、

どの様に異っているのか、世界各地の5人の

自閉症の少年少女たちの姿とその家族を描き明らかにしていく。



自閉症とは言葉が話せない発達障害の一種です。

言いたいことが言えない。

それは気持を伝えられないということ。

筆談、パソコン、文字盤を使って

コミュニケーションを果たします。

言葉について・・・口から出てくる不思議な音だそうです。

日常や周りの風景も私たちとは異なっています。

《先端だけ見える鉛筆》

《ガラスが細かく割れるように聞こえる雨の音》

定って奇声を発してしまうようです。

記憶は点の集りで、今言われたことも、

ずっと前に聞いたことも彼らの頭の中では

同時に存在しているので、

現状を把握するのにとても苦労します。

全ての感覚器官を集中して相手がしゃべる言葉を"見ている"から

会話の時に下を向いてしまい

お話を聞く時は目を見なさいと叱られます・・・。


ほんの一部ですが、彼らの世界を旅して「普通とは何か?」 改めて考えさせられた・・・。 自閉症の彼らとそうでない私たちの架け橋になり有る作品です。


2021/4/2 ROAD SHOW

(C)2020 The Reason I Jump Limited, Vulcan Productions, Inc., The British Film Institute

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