鬼才ギャスパー・ノエ監督が、
認知症の妻と心臓病の夫が過ごす人生最期の日々を、
2画面分割映像で妻と夫の視点を
それぞれに同時進行で描いた作品。
「老」と「死」の恐怖を2時間28分、
これでもかと見せてくれる終活劇。
心臓病を抱える映画評論家の夫
(ダリオ・アルジェント)は執筆に余念がない。
彼は最近、手術を終えたばかりの身体だ。
認知症を患っている元精神科医の妻
(フランソワーズ・ルブラン)は、又、病が重くなった。
鍵も掛けずに外出してしまう妻を探し回る夫…
そんな2人を心配して離れて暮らす息子は家を訪れ、
母親を施設に預けた方が良いとアドバイスをするが
「ここが我々の世界で全て」だと言う父親。
「私の事は捨ててちょうだい」と悲しいことを言う母親。
そして息子自身も問題を抱えていた。
日に日に重くなる妻の認知症に悩まされる夫は、
次第に弱って行き、ある日、
妻が出しっぱなしにしたガスを吸い込んで倒れた…
2人に人生最後の日が近づいていた。
壊れるのは、脳が先か、心臓が先か____
嘘、偽りの無い人間の一生を描いた強烈なホームドラマ。
12/8 ROAD SHOW
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